MTLで楽しむVape

MTL観点からのVapeレビューをメインに書いていく予定です。

【入門者向け】RDAを買ったら次は何を用意すれば?

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・ワイヤー
・コットン
・小さめのハサミ
・セラミックピンセット
・コイルジグ
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・ニッパー

 

以上が、最低限必要な物です。これらは全て「CoilMaster DIY Kit」に全て含まれているのでAmazon楽天で購入すれば一発で揃えられます。
では軽く紹介していきますね。

まず、誰もが最初は悩むワイヤー

Kanthal A1と呼ばれるワイヤーで太さが24ゲージの物がおすすめです。カンタルワイヤーは適度な硬さもありビルド難易度が低いことが特徴です。また、流通量も多くどこのショップでも手に入りやすいといったことが利点として挙げられます。抵抗値の話にも突っ込んで行きたいところではありますが、カンタルワイヤーは抵抗値が高めということだけ知っていれば最初は何の問題もありません。カンタルの他にはニクロム、SS、チタンなど色々ありますが、それらはカンタルを主軸にし、求めるものによって変わってくるので、まずは最もポピュラーなカンタルで自分のビルド技術を固めるところからスタートすることが大事だと言えます。

みんな大好きコットン選び

amazonや無印に売っている「オーガニックコットン」で練習するか、一発目からVape向けに設計されたコットンを買うかどちらでも良いと思います。
それぞれ利点があります。オーガニックコットンは安価で大量に購入することができるので何度失敗しても気兼ねなくリトライすることができます。
しかし、熱耐久性やリキッド保持量などはVape向けコットンには及びません。前回の記事でリキッドテイスティングについてお話をしましたが、なんども空焚きをしてリキッドを飛ばしているとコットンが痩せ細り最後には熱で千切れてしまうのです。私は何度もそれを経験しているのでその機会にオーガニックコットンからVape向けコットンに乗り換えたという経緯があります。
Vape向けコットンはオーガニックコットンに比べ高価です。ですが、その性能はさすがVape向けと謳っているだけあり、熱耐久性もフレーバーもビルドのしやすさなど全てにおいて優秀です。SNSでも有名な「Perfection Wicks」や私が愛用している「Kendo Vape Cotton」が図抜けているので、入門といえども高出力でガンガン焚きたい、またはショップでリキッドテイスティングを何時間でもやりたいなど考えがあるならばこういったVape向けコットンの購入もアリです。

小さいハサミは100円均一でOK

用途はコットンを切る。それだけです。なぜサイズは小さい方が良いかというと、コイルに挿入されているコットンを外すときに中心に近い位置でコットンを切断して引き抜くためです。それをせずにコットンを抜き取ろうとするとコイルの形が崩れたり、最悪の場合コイルを巻き直す必要が出てくるのです。

重要度が高いセラミックピンセット

コイルの成形やホットスポットの除去で使用します。想像がつかないと思いますが、ビルドの終盤で活躍する頼れるヤツです。
普通のピンセットではなく、セラミックなのは単純に通電しないから。(だったかな?)

綺麗なコイル成形には必要不可欠なコイルジグ

一本のワイヤーをこれに突っ込んでクルクル回すだけで立派なコイルが出来上がります。

忘れてはいけないドライバー

アトマイザーのワイヤー固定部にはプラスネジかマイナスネジが使われています。そこを緩めたり締めたりするためにドライバーが必要です。六角レンチが必要なアトマイザーもありますが、大抵の場合、アトマイザーに付属しているので別に揃える必要もないでしょう。

ワイヤーの切断に

ニッパーを使います。冒頭でもお話したCoilMaster DIY Kitに含まれているニッパーは優秀で先端に少しだけ角度が付いています。これは実際に使ってみるとわかりますが、この角度によって安全なビルドができるようになっています。どうしてもストレートな形状のニッパーだとギリギリを狙った切断ができなかったりするのです。

おわりに

ここまでざっと説明しましたが、RDAデビューには色々と必要な物があって少々面倒かもしれません。ですが、ここまで用意して自分でも研究の要素がある喫煙具ってVapeくらいだと思っていますし、自分でビルドしたもので美味しく楽しめたらそれはもう最高です。
ビルドで困ったことがあったらYoutubeで動画を見てみると助けになります。それか実物を持ってショップに行くと丁寧に教えてくれますし、運が良ければその場で店員さんにビルドしてもらえたりするので、色々頼ってみてください。

【入門者向け】RDAを持つべき理由

お気に入りのRDAを一つ持つことが、今後のVape生活を潤してくれると入門者へお伝えしたい。

Vapeを初めて間もない人であれば、スターターキットと一緒に店員から勧められたリキッドを数本購入されたと思います。しかし、そのリキッドを吸い終わる頃にはふと頭に浮かぶことがあるでしょう。
「もっと美味しいリキッドは無いの?」
「他の味が楽しめるリキッドは無いの?」
これは誰もが経験し、そしてリアルタイムに感じている大勢の入門者から上級者までいます。リキッドは何百種類も存在し、同じフレーバーの名称が使われていてもメーカーごとに香料の配分が異なったりそもそも種類の違う香料を使っているので全然違ったフレーバーになることが多いです。

ショップでのテイスティング

多種多様なリキッドを一本ずつ購入するのはお財布事情的に考えても現実的ではありません。なのでショップでテイスティングさせて頂くのが一般的な方法になります。ショップによってはRDA(リビルダブル ドリッピング アトマイザー)を用意し、スターターキットに採用されているクリアロマイザーよりもダイレクトで味の輪郭がはっきりしたデバイスを提供してくれることもあります。そのデバイスを用いて多くのリキッドをテイスティングすることで自分の好みにあったリキッドに出会う確率はグンと上昇するでしょう。

思わぬ落とし穴

しかし、まだ落とし穴があるのです。
それは、自分の持っているアトマイザーと、ショップから一時的に提供されるデバイスから感じ取れるフレーバーはまったく違うものになる場合が多いことです。抵抗値であったり、エアフロー機構であったり。そもそもクリアロマイザーとRDAでは同じリキッドでもまったく別物のように感じることさえあるのです。

RDAのススメ

そこで提案したいのが、自分の気に入ったRDAを最低一つ所持し、そのアトマイザーでテイスティングをすることです。ほとんどのショップでは持ち込んだデバイスでのテイスティングを許可してくれます。自分が普段使用しているRDAでテイスティングできれば、デバイスの違いによるフレーバーの差は無くなり、購入後の違和感はほんと小さくなります。ここで完全に違和感を無くせないのはリキッドのスティープの進行具合によってフレーバーが変わっている可能性があるからです。購入したての頃はショップでテイスティングした時と若干の違いを感じる方もいらっしゃるかと思いますが、それは時間が解決してくれるのでここでは大きく取り上げないこととします。

さて、お気に入りのRDAを探しましょう

もし購入されていないのであれば、AmazonやFastTechなどのネットショップを利用するか、少し値段は上がりますがショップに足を運び店員さんを捕まえて色々と聞きながら選んでみると良いでしょう。初心者向けの物やデザインにこだわりがあるならそれをメインに探してみると良いものが見つかりやすいです。
私のオススメはシングルコイルのRDAで、かつビルドがしやすいアトマイザーです。初めからデュアルコイルのアトマイザーを選ぶのも大変面白いのですが、入門者にとって組み始めから完成までの道のりが遠いことはVapeのモチベーション低下に関係してくると考えていて、なるべく簡単でわかりやすい構造の物がオススメといえます。

アトマイザーは多種多様

RDAに限らずアトマイザーは奥が深く、様々なデザインや内部機構を持つものがあるので、どれか一つに絞ることはとても大変だと思いますが、楽しんで選んでみてください。

22mm径のMTL RTA、Berserker Mini MTL RTAは24mm版とどう違う?

Berserker Mini MTL RTAが着弾したので、Berserker MTL RTAと比較した結果を書いておきます。

と、言いたいところですが、アトマイザーの直径が変わったくらいで他には何も変わっていません。なので、24mm版Berserker RTAの記事に2ヶ月間使ってみて、良かったところ悪かったところを書いていますのでそちらをご覧になって頂ければと思います。

mtl-vapelog.hateblo.jp

良い

直径が22mmになっているのでi Stick PicoやNugget Xに載せてツラになります。これは22mm信仰者にはとても良い選択肢になり得ると思います。

24mm版と遜色無く、フレーバーは濃厚でしっかりと出てくれます。

24mm版と同様にドリップチップの形状が良く、MTLに適しているように思えます。これは個人差の大きいところですが、私にはピッタシいい感じです。

24mm版より若干ドローが絞れる。一番小さいエアホールでも、22mm版のほうが重いドローとなっていてより重めを求める方にはオススメできます。

その他デッキなど良かった部分は24mm版と一緒ですね。24mm版を既に持っていて22mm版もまったく同じ仕様で欲しい!という方は買いです。

悪い

メタルタンクは必要ない。リキッド残量が目視できないタンクを欲しがるユーザーっているんですかね?需要があったので付属されたんだと思いますが、メタルタンクの代わりにガラスタンクの予備を付けてほしいくらいです。

・24mm版Berserker MTL RTAには付属していたロングタイプのチムニーが付属されていない。これは惜しいところですよね。ロングチムニーの味の出方が好きでした。

・ジュースコントロールが無い。仕方のないことですよね。この価格帯なら。

リキッドチャージで漏れるかもしれないので、しっかりと「ボトムフィル」「圧抜き」をしてあげてから使ってくださいね。実は普通にトップフィルしてないのでドバドバと漏れるか不明です。漏れる~ッて方は対策をしてあげましょう。

ビルド

・Kanthal A1 28AWG

・マイクロコイル

・内径2.5mm 7巻きで抵抗値は約1.3ohm

・エアホールは最小

・12W〜14Wで使用

24mm版Berserker MTL RTAとまったく一緒のセッティングで試してますが、美味しいです。

MTLに最適なRTA、Berserker MTL RTAの良いところ悪いところ

私がMTLにどっぷり浸かる要因となったアトマイザーでもあるBerserker MTL RTA。このアトマイザーを2ヶ月使ってみて色々思うところがあったのでそこをいくつか挙げていきたいと思います。

良い

・5段階から選べるエアフローコントロール。DigiflavorのSiren2並みに絞れる優れものです。Galaxies MTL RDAで例えるとトップキャップ一つ穴かつ内部のエアホールを片方閉じた状態のドローの重さまで絞れます。MTL向けを謳っているkayfun primeも所持していますが、Berserkerのほうがずっと絞れるのでkayfun primeはまったく使わなくなってしまうほど良いです。

・シンプルでビルドしやすいデッキ構造。ポストレスでネジにワイヤーを巻きつけるタイプのデッキです。ビルド初心者でも難なく組めると思います。

・チムニーをショートタイプとロングタイプの2種類から選べます。短い方はややダイレクト感が増し、ミストの温度が高く感じます。逆にロングタイプではミスト温度が低くくなることと、細長くなることで角が取れた曲線的な形状になります。その影響もあるのか定かではありませんが、ショートタイプよりも自分好みの味が出るように感じます。なので私はロングタイプを使用しています。

フレーバーはKayfun Primeに劣っていないと思います。まだ3種類のリキッドでしか試せていませんがBerserkerは負けていません。

付属のドリップチップの形状が良いです。良い感じのくびれ具合で咥え心地が良く、内径の細さによって濃い目のミストを口まで運んでくれるような気がします。付属以外のドリップチップも試して見ましたが、Berserkerには付属のドリップチップが一番合いました。

悪い

普通にトップキャップを開けてリキッドチャージをすると漏れます。メーカーは何を考えて作ったのか、ちゃんと製品の検証を行って出荷しているのか不思議に思うほど漏れます。

対策として2種類あります。一つは、ボトムからリキッドチャージを行います。二つ目は、トップからチャージした直後にアトマイザーを逆に立てて約5分放置します。この間のAFCは全開です。どちらかを実施することで漏れることはなくなりました。

ジュースコントロールがありません。これはこの価格帯では仕方のないことだと思います。もしジュースコントロールまで装備されたBerserkerだったら完璧だったでしょう。

 

そんな感じです。

もし高抵抗ビルドでドローが本当に重いRTAを探していましたらこのアトマイザーはお勧めできます。リキッドの漏れさえ対策できればとても良いアトマイザーだと言えるでしょう。

最後に自分のセッティングについて書き残しておくことにします。

・Kanthal A1 28AWG

・内径2.5mm 7巻きで抵抗値は約1.3ohm

・エアホールは最小

・12W〜14Wで使用

これが現時点で私のベストセッティングです。

コイル内径を小さくしたら・・・、ワイヤーを変えたら・・・、などまだまだ試すべき要素はたくさんあるので、みなさんもぜひこのアトマイザーを入手して様々なセッティングを試してみてください。

場所を選ばず常用するMTLなVapeのビルドとは

まだまだ認知度の低いVape。居酒屋や喫茶店でミストをモワモワ出していると周りから奇異な目で見られることも多々ありますよね。MTL向けのビルドで運用するようになってからそういった事はほとんど無くなりましたが、エアコンなどの風でミストが塊のまま流れていってすぐ隣の人に直撃するなんてことがあったりしてちょっと申し訳無さを感じます。vape特有の重量のあるミスト。落ちていかないし上がりもしない困ったものですね....。

ということで、今回の記事ではタイトルにもあるように「自分が考える場所を選ばない、ミスト量を最小限に抑えつつフレーバーを楽しむMTL向けビルド」について書きたいと思います。

ざっくり挙げると以下の3点です。

・ワイヤーの太さ

・抵抗値

・エアフローコントロールAFC)

 

まず「ミスト量を抑えること」を念頭に置いて考えてみます。そうすると最初に見えてくるのがワイヤーの太さ。必然的に27ゲージから30ゲージといった細い単線を使用することになります。奇数ゲージの物はショップさんに置いてなかったりするのでネットで取り寄せたりすることをおすすめします。

私の場合は入手しやすいNi80の28ゲージを使っています。カンタルA1に比べて柔らかくクニャクニャしているのでウィッキングの際に少し気を使う場面もありますが、立ち上がりが若干早めなのでパフボタンを押してから熱が入るまでの時間が少ないので気に入って使っています。

次に考えるのが「抵抗値」です。今は1.0ohm 14W(4.0V)で運用していますが、昨日居酒屋でパカパカ吸っていたら意外とミストが出るものでして、冒頭で述べたようにミストの塊が隣の友人の顔面に直撃してしまい「甘い」との感想を頂きました。これではいかんと思いこの記事を書き始めたわけです。なので、1.3ohm~1.5ohm程度が良さげかなと思案している最中です。ごめんなさい。まだ試していないんですが、私の脳内ではそれくらいが良さそうな雰囲気出てます。

Ni80 28ゲージで巻くとすると、内径2.5mmで7巻か8巻するとちょうど1.3~1.5ohmに収まると思います。これより細いワイヤーで内径を小さくし巻き数を増やすのも考えたのですが、ウィッキングがシビアになりそうな予感がしますね。特にタンクユーザーは供給を気にすると思いますので安定するコットン量を確保できる内径も考える必要もありそうです。

次の要素は「アトマイザーのエアフローコントロール(AFC)」です。簡単に言うとどれだけ絞れるかですね。過去に書いた記事でもその辺に触れていますので興味のある方はご覧になってみてください。

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愛用しているアトマイザーがBerserker MTL RTAなのですが、これが絞れる絞れる。激絞りできるスグレモノで、一番広いエアホールでも「う、重い」と言う方は絶対いらっしゃると思います。それくらいMTLに特化したアトマイザーなんです。あとでBerserker MTL RTAについての暑苦しい記事も書きたいと思ってます。

それでですね、このビルドならばとりあえず全閉からドローしてみましょう。

「え?全閉って吸えないでしょ。ついに頭狂ったか」と思われる方も一度試してみてください。吸えるアトマイザーもあるんですこれが。そこから少しずつエアホールを開放しつつ自分の吸い心地やミストの熱さなども考慮しベストな広さを探っていきます。

自分の場合は、1.0ohmでも一番小さいエアホールを使います。。1.5ohmでも一番絞りを使い続けることでしょう。強めにドローするのが大好きで、夢中になるとバキュームフ○ラみたいな顔になります。あまり外では見せられませんね。

最後に

ここまで自分の脳内に溜まっていたMTLビルド論を吐き出してみましたが、熟練者視点から、または初心者視点から見ていかがでしたでしょうか。物足りないことや「ここは間違っている」といったご意見ご感想がありましたらコメント欄にその旨を一言でも書いていただけると励みになります。

VAPEを今よりちょっと美味しく楽しむエアフロー調整とセッティング

皆さん様々なエアフローセッティングでVapeを楽しまれてると思います。

DLなら深呼吸できる軽いドロー、MTLなら口吸いできる重めなドローなど様々な絞り方がありますね。

そのエアフローセッティングですが、フレーバーの出方にも結構影響したりするんです。

一般的にはエアフローを絞れば絞るほどフレーバーが濃く出ると言われていますが、これは半分正解で半分間違いだと考えています。

これは外から吸気される空気よりもコイルから生成されるミスト量を多くすることでフレーバーを濃くするといった考えに基づいています。

では、可能な限り絞ればとにかく濃くなって美味しいのでは?という考えになりますがここに落とし穴があります。

その落とし穴というのは、吸気される外気が極端に減ったことでコイルが冷えず温度が上がります。その結果、リキッドを構成している香料が飛んでしまい、本来の味が失われてしまうといった状態になります。これはバニラカスタード系やリアルタバコ系リキッドで顕著に現れるような気がします。

 ではどうすれば美味しいフレーバーを楽しめるようになるか

 

ここでぶっちゃけておきますが、MODの温度管理を使えばこの記事はもう読む必要は無くなります。便利なので温度管理を活用してみましょう。

ということで、ここからはMODをVVモードやVWモードで使用する方々に向けた内容になります。

何気にエア量とミスト量の関係は突き詰めると関係してくる要素は多いです。

・ワイヤー(太さと材質でミスト量、熱量が変化)

・MODの出力(VV/VW)

・エアフローホールの開き具合

などなど、これらの要素の調整でフレーバーに差が生じてくると考えています。

スターターキットに付属しているクリアロマイザーを使用する方は、MODの出力と取り込むエアの量で調整してみましょう。

私の調整の仕方

・MTL向けアトマイザーを使用するので26、28、30ゲージのワイヤーを用意し0.8ohm~1.3ohmでビルド。

・MODのワッテージは10W~20Wで1Wずつ変更

・エアフローホールを全開から全閉まで一段階ずつ変更

特に時間が掛かる部分は、美味しいワッテージを探りながら取り入れるエアの量を変更する時でしょうか。ワッテージを上げてエアホールを広げたり、ワッテージ上げたままエアホールだけ締めてみたり、それでもダメならコイルを変えてみて、またワッテージ・エアホール調整といった流れになります。

なので、時間はいくらあっても足りませんし、60mlボトルのリキッドを吸いきってもビッタシ決まるセッティングが見つからない場合もありますが、その行為が好きだったりします。

最後に

クリアロマイザーを使用しているVaperさんを若干置いてきぼりにしてしまった内容になってしまい申し訳無さは感じていますが、これを読んでみて美味しいフレーバーを体験してみたいと少しでも思ってもらえたら、ぜひ自分でビルドするRBAの世界に足を踏み入れてみてください。Youtubeでもショップさんでも丁寧にビルドの仕方を教えてくれます。参考にしてみてください。

既にビルドしている方は、使用するワイヤー・出力・エア量の3つの要素から自分にぴったりなフレーバーが出るセッティングを見つけてVapeライフをエンジョイしてみてはいかがでしょうか?

 

VAPEリキッドにおけるスティープについて[保管編]

前回のリキッドスティープ記事では、リキッドの保管場所や気温について書けなかったためこちらで追記します。

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保管場所および保管時の温度についてはスティープを加速させる場合とスティープを抑える場合の2種類に分かれると考えています。まずはそれぞれの方法について箇条書きで書いていきます。

スティープを加速させる場合の保管状態

・室温はなるべく高め

 私の体験に基づいた事象ですが、夏場の締め切った部屋で室温が30℃付近まで上がった部屋にVCTを2週間放置していたところ、完全にフレーバーが変わってしまいバニラやカスタードといった一番美味しい部分が飛んでいってしまいました。ボトル自体が熱くなり常に湯煎された状態と同じ状態が続いた事が原因として挙げられると思います。

逆にこれを利用することで比較的短時間でスティープが可能になるのではないかと考えていますが、急激な変化をもたらすため管理には気を使うことになるでしょう。

・適度にボトルをシェイクする

 これは前回の記事でも紹介した「撹拌」と一緒です。上記の室温の高い部屋に放置することと併せて実施するとより効果的と考えます。

スティープを抑える場合の保管状態

自身の納得のいくフレーバーが完成し、その状態から変化を促したくない場合は次の方法を取ると良いと考えています。

・10℃~20℃の涼しく、光の無い場所に保管する。もしくは冷蔵庫へ。

喫煙したい時だけ冷蔵庫や冷暗所から取り出すのは少々手間が掛かるとは思いますが、この方法がフレーバーを壊さずに長く品質を保持する方法であると考えます。

最後に

ここまで保管状態について書き連ねてみましたが、どれが正解かは正直なところ判明していません。もしかしたら冷蔵庫よりも冷凍庫で保管するほうが品質劣化が起きないかもしれません。正解を導きだすためにはPGやVG、香料の特性まで学習し研究する必要があり大変な時間を要すると思います。もし上手な保管方法、スティープ方法をご存知の方がいましたら、Twitterアカウント(@kenji_takagi)へDMでもメンションでも頂ければ幸いです。